いねむり先生のあらすじ・作品解説
伊集院静氏による自伝的小説を能篠純一氏によりマンガ化された、いねむり先生。グランドジャンプPREMIUMにて、2012年より連載された本作は、伊集院静氏と作家にしてギャンブルの神さまと呼ばれている人物との出会いにより、更正していく姿が描かれている。 主人公のサブローは伊集院静氏そのものであり、女優であり妻である夏目雅子氏の死別により、深い悲しみの底に堕ちていた。酒浸りになり、競輪などのギャンブルに明け暮れる日々を暮らし、堕落した人生を歩んでいたが、ある日そんなサブローに知人がある人物を紹介した。ギャンブルの神さまで周りからはいねむり先生と呼ばれる人物である。 邂逅がもたらす、サブローの新しく明るい道、妻の早すぎる死による落胆から徐々に再生をし、ギャンブルやアルコールに頼る生活からの脱却を図る、人生劇。ドラマなどにもなった本作は、マンガ化によって、より多くの人々が物語に触れ感動に浸ることが出来る。
