なんでもそうだけど、 本気じゃなきゃつまんないですよ。
植村ちはる
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『ボーイズ・オン・ザ・ラン』とは花沢健吾による日本の青年漫画である。2005年から2008年までのあいだ小学館ビッグコミックスピリッツで発表された。コミックスが全10巻刊行されている。また2010年にはミュージシャンの峯田和伸主演で実写映画化もされた。この際峯田の所属するパンクバンド銀杏BOYZにより作品と同名の主題歌も制作ならびに劇中で使用された。 本作のあらすじは玩具メーカーに営業として務めるうだつの上がらないサラリーマン田西敏行(たにし としゆき)が偶然街で助けられたボクシングジムのトレーナー大巌花とであったことでそれまでのつまらない人生に悩みながらもケリを着け、新たなスタートを切る物語である。また本作は20代後半の平凡な男の成長譚でもあり、また成功したかどうかは別としてもボクシングを通じてそれまでの人間関係が違った形を見せることや都会の生活やちょっとした不幸により転落する人間たちも描かれている。
表紙は、フードを目深にかぶった田西がちょっと犯罪者風に見えてしまう3巻です。もうこの3巻は、田西が落ちるところまで落ちちゃいます。ちはるにふられて3ヶ月たち、田西はしほのいるソープランドへ行きます。そこでしほに、ちはるに彼氏ができたということを教えられショックを受けます。偶然まちに出かけた田西は、ちはると青山がいっしょにあるいてる光景を目撃してしまい・・・というあらすじです。ちはるがどんどん何考えているかわからない残念な方向にいってしまっています。映画でもそうだったのですが、どうしてこうなった・・・・・。といわんばかりの悲しい巻です。
植村ちはる
ちはるのひざにあった怪我の跡の話を聞いたシーン それは色んな事に一生懸命チャレンジしてきた証が刻まれているという話の時の言葉。 その言葉は何となく日々仕事をこなしていくだけの主人公にに響いた言葉です。