GUY〜移植病棟24時〜のあらすじ・作品解説
GUY〜移植病棟24時〜は原作を加藤友朗、漫画を安藤慈朗がそれぞれ担当した漫画作品である。2010年から連載が開始、2012年12月までに単行本として全4巻を刊行している。 原作者である加藤友朗は現役の外科医であり実際に経験した実話を元にしている。そのため、医療現場や手術場面のリアルな描写が特徴となる作品である。 舞台はアメリカ。臓器移植を受ける患者は28000人を超える医療先進国のアメリカに、凄腕の日本人外科医・渡海がいた。渡海のもとには全米だけでなく世界各国から、老若男女を問わず患者が訪れる。臓器移植でしか助からないと診断された患者たちと渡海の日常が今日も始まる。 ニューヨークのマディソン大学、メディカルセンターの時計はすでに午前4時を回っている、手術開始からすでに20時間を経過していた。臓器の様子を手で探る渡海は患者の異常出血を確認した。事前の検査では発見されなかった膵臓内の異常血管が破れてしまったのだった。