ももそらのあらすじ・作品解説
ももそらは、繊細ながら鮮やかなイラストで定評があるイトカツによるコメディタッチのハートフルなマンガである。 大都会で暮らす中学三年の少女ヒマリと小学五年生の少年コータの二人の兄弟。しかし二人は突如、亡き父の再婚相手である、ももという女性と暮らす為に住み慣れた大都会から田舎へと移り住むことになる。24歳の地方公務員をしているももは、小学五年生のコータよりも身長が低く童顔であり、見た目は幼女そのものであり、中身も子供のような思考をしており、悪意のない天然という女性。様々な事態にも持ち前の天然ぷりを炸裂する。二人の母親としてどうにか奮闘するもも。憎めない天然キャラのももだが、時には年相応の大人びた考えや発言をする。多感な時期に義理の母親と田舎で暮らすことになった子供たちの苦労がイトカツによる田舎の風情あるイラストによって描かれており、コメディタッチでありながら、家族のあり方を静かに問いかけてくる。