地球美紗樹のあらすじ・作品解説
地球美紗樹は、2001年から2002年まで『月刊エースネクスト』で連載された漫画である。原作の岩原祐二は、漫画家兼イラストレーターであり、スクリーントーンをほとんど使わずベタで印象的な表現をする特徴がある。この作品は、『いばらの王』と並ぶ岩原祐二の代表作である。 テーマは命のあり方で、分野はSFヒューマンストーリーに分類される。物語は、首長竜ホホポと主人公の中学生少女美紗樹が、北国の小さな町穂幌町で出会ったところから始まり、人の思惑に揺るがされながらも、共に乗り越えて行こうとする内容である。金髪の謎の少年ホホポは、キスをするとある生物に変身する能力を持っており、美紗樹からニオと名付けられ共に暮らすことになった。2人が暮らしている最中、逃亡中の誘拐犯が現れ巻き込まれてしまう。そして話しが進むごとにニオを巡る出来事へと発展していく。単行本は全3巻2010年に発行され、全巻の巻頭と巻末がカラーページになっている。