いつか陽のあたる場所での評価
いつか陽のあたる場所でについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
いつか陽のあたる場所での感想
過ちを犯したあと。
罪を犯し塀の中で出会った2人の女性が、出所後肩を寄せ合って生きていく。やはり好きな作家さんの本は詠みやすいというのもあり、あっという間に読みました。主人公?若い女性の方の犯行動機は私にはあまりにも軽薄で共感や同情は出来なかったのですが・・・年上の女性の犯行動機は、同じく子を持つ母の私には責めることのできないものでした。一方、家族が罪を犯してしまったら?ということも考えさせられる物語でした。我が家は商売をしているわけでもなく、夫は普通のサラリーマンです。しかしもし誰かが罪を犯せば、残りの家族は辛い思い抱え、世間からの冷たい風に吹かれながら生きていかねばなりません。色々な立場で考えることの出来る物語です。