僕の部屋へおいでよのあらすじ・作品解説
僕の部屋へおいでよは、集英社が発行する漫画雑誌のCookieにおいて2010年から2011年にかけて連載されていた作品である。作者は斉藤倫であり、単行本は全2巻が発行されている。 主人公の十勝京は両親の仕事の事情で一人暮らしをしていたが、大学の獣医学科に通う苦学生の鳴沢士朗が空腹で倒れているところを助けることになる。京は天然でお人よしの性格もあり、三匹の捨て猫を育てていたのだが、士朗が捨て猫を助けてくれたこともあり、猫の里親が見つかるまでの期間限定で、京の一人暮らしのマンションに士朗を住まわせることを決める。士朗は住んでいたアパートの家賃が払えず、追い出された立場もあり、天真爛漫な京の性格に戸惑いながらも、二人と猫の不思議な共同生活がスタートする。 京の天然ぶりな性格や、祖母から教わった家庭料理を振る舞う様子、士朗へのほのかな好意、士朗の獣医師になるためのひたむきな学生生活や、三匹の子猫とのふれあいを柔らかいタッチで描いた作品である。
