15の春のあらすじ・作品解説
１５の春は、荻野真の漫画作品で、スーパージャンプ市場にて2010年7号より不定期連載を開始、2011年6号で終了、単行本として全1巻を刊行している。 今作品は、歴史上の人物を主人公にした漫画で空海、織田信長、ダーウィン、エカテリーナ二世、チンギス・ハーンの5人の少年期を描いており、どんな英雄・偉人も、子供時代はみな無名。何と出会い彼らが偉人や英雄となったのかをテーマにしている。 延暦8年（789年）の日本の讃岐。くそ真面目で本を読み勉強ばかりしている世間を知らない15歳の佐伯真魚（さえきまお後の空海）が、父が働く現場に向かっている。父は溜池や田を造成する現場指揮官で、社会的地位を身につけ出世するためには学問だと固く信じており、現場に訪れる真魚に田舎土木屋など継がせん！と断言する人物である。しかし、真魚が現場を訪れた本当の目的は、労働をしている少女・ヨモギと会う約束をするためで、2人は夜になると落ち会っては逢瀬を重ねていたのだった。
