もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらの感想一覧
岩崎 夏海による小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」についての感想が7件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
着眼点はおもしろい。
期待せずに読みましたが、予想よりも面白かったです。話題になっていてタイトルも知っていたけれど読むまでには至らず、、というかもてはやされすぎて敬遠していたんですが古本屋で見つけて読んでみました。経営の神の話をわかりやすくした話・・わりと頭に入りやすかったかも。マネジメントについてもっと知りたくなりました。主人公と一緒に経営術の要点を学んでいく感じが、哲学の歴史を知ることができた「ソフィーの世界」と似ていると思いました。本家のドラッカーの本も読んでみようかな??映画では元AKBのあっちゃんが主人公なんですよね。こんどは映画の方も見てみようと思います。
まぁ、流行りだったww
発売当時やたらと流行りましたねwwアニメーション化やAKBなんかを使って映画にもなりました。岩崎 夏海が秋元康の弟子みたいな人らしいので、テレビへの展開はうまかったですね。まぁ、作者も言っている通りドラッガーの理論に基いて、顧客に必要とされる物語を書いてみたという事です。まさにその通りのお約束がたくさん詰め込まれているので、真新しさは感じなかったけど、まず良く楽しめる作品です。楽しいの先がある作品かと言われればないでしょうwまぁ、適当に楽しんでってよ、と言う感じの作品で、まさにその通りの作品なのでうまいなぁ、と関心しました。ドラッガーファンにはもの足りないかもw
異色なタイトル
ボクや一般的に言葉として馴染みのある「女子高生」とそこにまったくかかわりのない「ドラッカー」という人物を組み合わせて、ボクりにとって「ドラッカーの経営」に親しみやすくしている点では、優れていると感じました。そして、それをタイトルに持ってきており、タイトルを見ただけで手に取る人が多かったかもしれません。ボクもその1人です。ボクはドラッカーをこの本で少し深く知りました。大学時代に、勉強していると、何度か耳にしていた人物ではありましたが、少し難しそうで本を読むことには抵抗がありました。しかし、この作品ではボクらに親しみやすく書かれているので、「経営」についてわかりやすかったです。
面白くないです。
主人が面白半分に、ものすごく流行っているので買って読み、貸してくれたので読んだのですが、、、何だか物語としては本当につまらなかったです。ドラッカーの『マネジメント』のことを全然知らなかったので、全く為ににならなかったか?と訊かれれば、そうではないと答えるのですが、本当にドラッカーの『マネジメント』のことを勉強したいなら、この本は読まなくて良いと思います。時間がもったいないです。この本は物語としては、無理やり感動的な最後にに持って行こうとし過ぎていて、何だか途中で読むのが苦痛になり、斜め読みになってしまいました。私は受け付けなかったです。映画も観ることは無いと思います。
中高生向け?
話題になった一冊。『マネジメント』は読みにくいが、こっちならいけるのでは??などと思って読み始めた人も少なくはないだろう。私もその一人。率直な感想は「ちゃんと『マネジメント』を読もう」だった。だが、決して『もしドラ』を否定しているわけではなく、超入門書としては良いと思う。まさに、中高生向け。作者は子供に分かるように本元からキーワードを引っ張ってきているのだろう。表面的な部分にサラッと触れているだけだが、あのストーリーと絡めるのにはちょうどいい塩梅になっている。女子高生マネージャーに萌える、という読み方もできるのだろうか?そこはちょっと分からない。まあ、この本からドラッカーの言わんとしている事を読み取ろうとするのは無理があります。大人は『マネジメント』を読むべし。
超入門編としての役割
それにしてもものっすごい売れてましたね。略称必須の作品名なのもヒットの要因なんだろうなと思います。(映画化もされました。原作を殺さない、問題のない出来だったんじゃないかなと)本作品を読むまで、お恥ずかしい話ですがドラッカーについて何にも知らなかった私です。新しい世界を知る、これぞ読書の醍醐味の一つだと思うので読んで良かったなぁ。意識してかライトな文体、風物詩としても身近な甲子園(野球部)が題材なのも親しみやすさアップです。野球部のその時その時の状況によって、ドラッカーの説く内容から選び出し、部に反映させていくヒロインの手腕は本当に中々のものだと思います。話の展開も、好き嫌いは別れるかもしれませんが私は嫌いじゃありませんでした。分厚い学術書はあまり読む気はしないけど、ざっくり知りたい。そんな欲求を今作のように叶えてくれる作品がもっと増えてくれると嬉しいな、と思うのは我儘でしょうかね?この感想を読む
読みたいのなら買うのではなく借りる方が良い
正直企画としては良い線を行っていたと思うけど、小説としてはあまりお勧めできるものではない。この本の著者は、ドラッカーの本をパラパラとしか読まずに書いたに違いないと思います。ページ数の割に中身が薄すぎます。小説としてこの本を買おうと思っている方、または参考書として買おうと思っている方は別の本を買うことを勧めします。まぁイマドキな萌え系の立ち絵、野球部この2点で買われた方もいるかと思いますが騙されないで下さい。この本がなんで200万部以上売れたのかいまだにわかりません。本の宣伝に関しては色々な知識・戦法を使ったのでしょう。その力があるのならこの本の内容にもっと力を入れて欲しかったです。