完全なる首長竜の日の評価
完全なる首長竜の日についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
完全なる首長竜の日の感想
夢と現実の境目がわからなくなる!不思議な読了感!
センシングという名のパラレルワールドこの作品を読みながら終始思っていたのは、映画の「インセプション」のようだということですね。昔見たことがあってその時に夢と現実の区別がつかなくなりました。そしてこの作品の中でも現実なのかセンシング中なのか何回もわからなくなりました。パラレルワールド的な存在という意味では共通していると感じましたね。「インセプション」という名前は解説にも出てきていました。やはり!と思いました。最後の最後に「これはまだ覚醒していないということ?」と驚いてしまうという点でも共通していると思いましたね。インセプションでもコマが回り続けるかどうかで夢か現実か区別するという方法がありましたが最後の最後の一瞬で「結局これはどっちだったの?!」という疑問を残したまま終わりましたし。自殺未遂をした浩市のセンシングを行っているはずが、終始センシングを行われていたのは敦美だったというのは衝撃...この感想を読む