華と修羅のあらすじ・作品解説
華と修羅は、谷本和弘の漫画作品で、週刊ヤングジャンプ誌上にて2010年29号から連載を開始、2011年31号で終了、単行本として全5巻を刊行している。 今作品は、大正時代の華族を題材にしており、唐房家の当主・唐房毅（からふさ こわし）が、3人息子のいずれかに家督を譲り渡すと宣言し、息子たちの家督を巡る闘いが始まる。 時は大正。唐房家の三男・慎太郎が帰宅すると、母・清音（きよね）が女中・タエを厳しく叱っている。何事かとたずねる慎太郎に、タエが会食用のドレスを着ていると立腹している。しかし、タエは清音と寸法が同じであるために寸法直しのため着用していただけであった。 唐房家は3人の息子がおり、当主唐房毅と清音の間に長男・新（あらた）、次男の美彦（よしひこ）、三男の慎太郎である。しかし慎太郎は妾腹で、母は女中のタエであり、そのことから清音や兄達からバカにされている。夜の会食が終わる頃、解雇されたことに不満を持った男が邸内に入り、慎太郎の母・タエを人質にとり立てこもった。この事件が慎太郎の運命を変えることになる。
