妖談ひときり傘の評価
妖談ひときり傘についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
妖談ひときり傘の感想
現代にも通じる怖さ
耳袋秘話帖シリーズ第六弾妖談・・・傘で、もうなんとなく怖い気持ちがします。からかさお化けなどを連想しました。読んでみるとその真相はもっと怖いものでしたが・・・。カリスマという言葉が珍しくなくなったのはもう数年も前のことです。一時期はカリスマ美容師、カリスマモデル、料理界のカリスマ・・・などなんでもカリスマがついた時期がありました。人をひきつける力があるひと。リーダーになる存在ですね。その力はしばしば宗教にも結びついています。カリスマと宗教。そのカリスマのいうことを妄信し、言いなりになり果ては犯罪にまで手を染めてしまう集団の怖さは現代にもあります。