力人伝説-鬼を継ぐ者-のあらすじ・作品解説
力人伝説-鬼を継ぐ者-は、週刊少年ジャンプ誌上で1992年から1993年まで掲載された相撲を題材にした漫画である。単行本は全3巻で、1990年代に絶大な人気を誇った実在の力士、若花田、貴花田が主人公として登場している。漫画のストーリーは、花田兄弟の幼少時代のエピソードや一流力士を目指す兄弟のひたむきな努力や決意、最大のライバルである曙太郎との出会いや激闘などが描かれている。本作、力人伝説-鬼を継ぐ者-は、数ある相撲漫画の中で登場人物の多くが実在と言う極めて珍しいスタイルを取っている。そのスタイルゆえ、単なる漫画ではなく、伝記的要素が強い作品である。 連載期間は決して長くはなかったが、実在の人物を絡めたリアルなストーリーと、迫力ある相撲シーンは、本格相撲漫画として漫画ファンの間でも評価は高いのである。ちなみに、作画担当者は、DEATH NOTEやヒカルの碁など、数々のヒット作品で知られる小畑健先生で、この作品は三度目の連載作品にあたる。