バーダー・マインホフ 理想の果てにの評価
バーダー・マインホフ 理想の果てにについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
バーダー・マインホフ 理想の果てにの感想
西ドイツの極左組織
ドイツ赤軍の前身、バーダー・マインホフの結成から、主要メンバーたちの死までを描いた映画です。かなり硬派な映画で、時間も長かったけれど、意外と楽しんで見られました。しかも安定のドイツ映画とでも言いましょうか、ドイツ史上最悪のテロリスト集団をただ批判するでもなく、彼らに肩入れするでもなく、淡々と語るところが、事情をよく知らない日本人でも、意外に抵抗なく見られるところなのかと思います。こういう事実も、自分の国にはあったんだよという、歴史を残す意味で、こういう映画は必要なのかなと思います。結構残虐なシーンもあるのですが、本当に冷静な視点で見られました。どこの国にもこういう人たちがいたってことですね。出演している俳優陣も、ドイツの実力派俳優揃いで、とても安定感がありました。