デトロイト・メタル・シティの感想一覧
映画「デトロイト・メタル・シティ」についての感想が7件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
原作の再現度が高い!!
主演:松山ケンイチ 映画作品「デトロイト・メタル・シティ」の凄さを感じたのは、松山ケンイチという俳優の凄みです。松山ケンイチというと、漫画原作から実写化された「デスノート」という映画作品の、「エル」こと竜崎を演じていたイメージがありました。凄く独特の雰囲気の人物像で、個性の強いキャラクターだったように思います。しかし、松山ケンイチは、原作のイメージ通りに演じていたので、すごく印象に残っています。そして、映画本編の根岸というキャラクターにおいても、「デスノート」の竜崎とは違い、別の方向性で個性の強いキャラクターだと思います。また、「クラウザーⅡ世」においても、同様のことがいえます。しかし、原作のイメージを崩すことなく、原作ファンも納得ができる柔軟な演技だったように思います。主人公の根岸という役の、内股での歩き方や気持ち悪い動作も、根岸のイメージを見事に再現していたのではないでしょうか。ど...この感想を読む
ほっこりとメタル
予告見ただけでもう爆笑してしまい、絶対観るぞ!と心に決めていた作品です。実は予告見る前は、あのメイク、自分の幼少期に初めて某閣下を見て恐れおののいた(そして泣いた)記憶が甦り、多分私この映画観ないわー…とまで思っていたはずなのに。(笑)ほんとよかった、予告見て。そんなDMC。本当は心優しく穏やかでほっこり系ミュージシャンの卵なねぎっちょが織り成す、真逆の方向性のメタル音楽(不本意)が支持されにされていく物語ですが、それにしても本当に松ケンが素晴らしい。ねぎっちょもクラウザー様も、と、こんなにも両方ハマる役者さんも稀有だと思います。あとロバート秋山演じる役の素のキモさが丁度良い。人には用意されてる最適な舞台があるんだという一種の希望を見出せました。振り切れたこんな役の松雪さんを見たかったのでその点においても大満足。幸薄い感じの役でも素敵ですが、きらきらひかる(ドラマ)の月山さんみたいなベクト...この感想を読む
メタルなのに微笑ましい
主人公はポップミュージシャンを目指して大分県から上京した好青年根岸崇一を演じるのは松山ケンイチ。主人公は自らの思惑とは全く逆の方向性にあるデスメタルバンドのギターボーカルとして活動する事になってしまう。そのデトロイト・メタル・シティというバンドのデビューシングルは大ヒットしてしまい、主人公は自らの真の姿とは全く違うメタルバンドのボーカルとしての生活を余儀なくされるがポップミュージシャンで活動する事も諦めきれず二重生活をおくっていた。ポップミュージシャンでの生活をおくっていた時ある女性に出会うのだ。その女性がメタル系のバンドって苦手だと発言した事によって彼の二重生活はもっと大変な事になる。この映画をみて思った事は松山ケンイチって役作りも上手いとは思いますがそれとは別の意味のキャラクター作りが最高に上手ですぐにこの映画の世界にひきよせられました
笑って楽しんでスッキリ
観終わった後、スッキリ。笑って感動して歌もあって、日常を忘れて楽しい世界に連れて行ってくれてスッキリ。この映画を見て笑わないことの方が無理というくらい笑ってしまう。もはやクラウザーさんとしか生きられない運命を背負っているかのようで本人にとっては深刻だろうけど、観ている方は十分に楽しませてもらえる。予告編でも流れていた、鏡張りのウインドーに向かってクラウザーさん姿で泣き叫んでしまうシーン。そんな姿をウインドーの内側から見ていたら、子供が泣いて逃げても仕方ない。爆笑できるシーンがあるかと思えば、帰省した息子を気に掛ける、宮崎美子さん演じる母親の姿もすごくいい。映画を見た後はもちろん、原作も読破してしまった。
クラウザーさん
私は原作があるものって映画を観たあとにすぐに読みたくなったりする方なのですがこの映画をみても原作読まなきゃ!って気にはなれなかったです。映画で満足してしまったし映画を観たあとは「クラウザー」という名前に無意識に「さん」を付けてしまっていた自分が恥ずかしかった主役の松山ケンイチは当たり前の様に良いのだけれどレコード会社の社長を演じていた松雪泰子さんが最高でした!松雪さんがあんなにブッ飛んでる役をやってるの私はみた事がなかったので興奮してしまいましたキャストを知らずに見ていたので終盤でKISSのジーン・シモンズが出てきてビックリしました。ギャラいくらぐらいで出たんですかね?余計なお世話だけどそれが一番知りたい!
たまらない
コミカルな雰囲気と主人公のギャップが、堪らなく面白かった。主演、松山ケンイチの演技力には脱帽である。田舎から出てきたオシャレなミュージシャンを目指すが注目されずにいる主人公。その一方では変装し、ヘビメタルバンドのボーカルとして成功をおさめている主人公。同一人物であるが、このまったく雰囲気の違う役を素晴らしい演技力で、演じきっている。彼でなければ、愛らしく力強い存在感は、出せなかっただろう。私自身は、冴えない主人公の歌が好きでよく口ずさんでしまう。歌っている方はわすれてしまったが、挿入歌でエンディングテーマにも使われている「甘い恋人」という曲も、耳から離れないキャッチーさがある。是非、この映画を見るときは注目していただきたい。
ねぎっちょ大好き♪
マンガ版のデトロイトメタルシティが大好きで、待望の映画化で楽しみに拝見致しました♪マンガ版よりかは下ネタはおさえ気味でしたが、“甘い恋人”や“SATSUGAI”の楽曲が、実際どんな曲になるのかワクワクしていましたが、期待どおり! 得に、“甘い恋人”は、ねぎっちょが大好きなカヒミカリィを彷彿させるポップスソングになっていて、映画後しばらく口づさんでしまうほどでした☆ 松山ケンイチさんが、ねぎっちょもクラウザー様も見事に演じきっており、演技力に感動!☆ 映画だけあって、マンガではギャグ色が強いですが、ほろっと泣ける展開もアリ。 ねぎっちょが田舎からDMCの為に走って戻るシーンは、感動したなぁ。。☆ マンガを読んでない人も楽しめる作品だったんじゃないかなと思います☆ 個人的には、ねぎっちょと弟、家族とのからみをもう少し原作に近づけてもらえるともっと面白かったかも!