ALIVEのあらすじ/作品解説

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ALIVE

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ALIVEのあらすじ・作品解説

「地雷震」でデビューした高橋ツトムが、1999年に2作目として書いたのがALIVEである。 恋人のみさ子を暴行した6人の男を次々と殺害、恋人であるみさ子まで殺害してしまった死刑囚、八代天周が主人公。死刑執行の瞬間、八代はある組織に「まだ生きてみないか?」と持ちかけられる。生と死の選択を迫られた八代は、とりあえず生きてみることにした。組織に連れて行かれた先は、憑き物落としの実験場、そこには「異次物」と呼ばれるものに人格を奪われかけている女性が。この「異次物」とは、より強い殺意を持つ生物に次々と憑依し、とうとう人間に憑りつくに至ったらしい。八代ともうひとりの凶悪な死刑囚は、この女性から異次物を移動させる為の人身御供だった。憑かれた人間は限りなく野生となり、人格を奪われる。それはまるである意味死刑より残酷な刑かもしれない。殺意、狂気、善悪、人の心の闇をリアルな画力と特異な設定で、スピード感満載で描き出すALIVEは、高橋ツトムらしさが詰まった短編集。

ALIVEの評価

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