この恋は実らないのあらすじ・作品解説
この恋は実らないは、週刊ヤングジャンプにおいて2007年に掲載されていたラブコメディ作品である。作者は武富智であり、単行本は全3巻が発行されている。 主人公である大学生の黒杉輝は、自他共に認めるイケメンであり、数々の女性と一夜を共にするなど、プレイボーイぶりを発揮していた。しかし彼には20歳になるまで異性と本気でお付き合いした経験はなく、そんな折にふと公園で見かけた遠野百合子に一目惚れをしてしまうことに。百合子は資産家の娘であり、異性とお付き合いしたことはなく、純真無垢で気立ての良い性格であるが、百合子もまた輝に惚れてしまう。お互い惹かれ合いながらも、プラトニックな関係が続いていたが、百合子には親が薦めるお見合い相手が居るということが分かり、輝は自分の女性経験を暴露させるように仕向け、百合子のことを諦めようとする。境遇の違いや、異性に対する感覚が異なる二人の、純粋で切ない愛情をリズミカルに描いている。