わが恐喝の人生の評価/評判

チンピラたちの青春群像ドラマ！

深作欣二監督作の”狼と豚と人間”の続編のようなドラマです。このドラマも日本の高度成長の中で、チンピラたちの生き様を描きながらも若者の葛藤を見事に切り取っているところは、深作監督ならではです。劇中繰り返し流れる「東京流れ者」のメロディが、心情を映し出していて印象的です。自分の貧しかった頃を何度も回想する主人公・村木には松方弘樹、その他にジョー山中、室田日出男などが生き生きと若者を演じてくれています。カメラは丸山恵司が担当し、躍動感溢れるシーンの数々をセンスあるカメラワークで見せてくれているのをはじめ、浦岡敬一のテンポの良い編集などで活きのいいアウトロー活劇に仕上がっています。ぜひ”狼と豚と人間”と共にご覧になってください。