わたしは真悟のあらすじ・作品解説
ホラーマンガの第一人者との威名を持つ楳図かずお氏によるわたしは真悟は、楳図かずお氏特有のホラー描写を抑えたSFマンガであり、ビッグコミックスピリッツにて1982年から1986年に連載され、コンピューターなどが主力ではなかった時代において、革命的な作品と言える。 主人公である小学６年生の近藤悟は、町工場の息子。悟は同い年の外交官の娘である山本真鈴に恋をする。幼いながらも真剣に恋をするふたりだが、真鈴の父親の転勤により離れ離れの危機に。 身勝手な大人に振り回され、大人になりたくないと願うふたりは父の工場にて自分たちの子供を作ることに。我流にてコンピューターを動かし出来た子供は人体系ではなくアーム型の質素なものであった。コンピューターのプラグラムにて動くロボット。ふたりの名前を取り真悟と名づけ、３人は世界に挑むことに。 質素なロボットが神のようになる姿に、神とは、意識とは何かを強く投げかける作品である。
