蒲田行進曲のあらすじ・作品解説
昭和の映画関係者”活動屋”にとっての聖地が”蒲田撮影所”であった華やかなりし時代を描いた、1982年公開の日本映画。原作/脚本はつかこうへいによる同名劇作品。監督は「仁義なき戦い」「火宅の人」の深作欣二。主題歌は”蒲田撮影所”の所歌の主演の3人によるカバー版である。同年の日本アカデミー賞を多数獲得、興行収入は17億6千万。 大作「新撰組」の撮影で盛り上がる東映京都撮影所。主演のスター俳優銀四郎の取り巻きの1人大部屋役者のヤスは、彼を心から崇拝し、彼のためなら命すら投げ打つ覚悟の男である。けれどある日、銀四郎から、彼の子を宿した女優小夏と結婚、自分に替り育てろと言われ承諾。小夏との生活のため、次々と危険な代役に体を張り、ついにはクライマックスの大芝居、階段落ちを引き受けることに…。 ヤスの平田満と銀四郎の風間杜夫は舞台劇からの配役で、小夏を「青春の門」の松坂慶子が演じ、ともに当たり役となった。監督を蟹江敬三、トクさんを岡本麗、他に原田大二郎、萩原流行、石丸謙二郎、高見知佳、清川虹子など。
