ディープ・ブルーの感想一覧
映画「ディープ・ブルー」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
さめこわい
人間並みの頭脳を持った鮫達が人間を襲う海洋アニマルパニック映画。鮫の手(?)によって外界から孤立してしまった海洋研究施設。浸水した施設はもはや安全と言える場所は存在せず、生き残るためには凶悪な鮫と真っ向から対決するしか手はない状況。その上ありがちな人間関係の悪化によって事態は最悪の方向へ流れていく。あまり高い評価は受けていない作品ですが、個人的には大好きな映画の一本です。きっとあれだな、最後の犠牲者がなんだかあんまりだったんだろうな。まあわからないでもありません。でもこういった、CGとはいえ海中をぬるぬると動く鮫の姿をみてるだけでも、妙にドキドキと胸が高鳴る気持ちを覚える者です。続編とか出たりしないのかなあ。
知能のついたサメVS人間
今までにあったジョーズのようなサメの映画とは違い、海ではなく実験施設を舞台にした映画です。実験施設で知能をつけたサメは、ただ人間を襲うのではなく人間を追い込んでいるフリをし、施設を脱走しようと施設の下部から海に近い上部へと人間の逃げ道を少なくして追い詰めていきます。海の舞台とは違い、施設が舞台なので独特な恐怖感がありました。そして海の中を素早く泳ぐサメのCGはリアリティーがあり見ごたえがありました。料理人をキッチンに追い込みレンジに逃げた人間を出すため、ありえないサメの行動はギャグ?と思ってしまう部分もありましたが、サメを主役にした映画ではとても新しいものだと思います。
沈みゆく海洋研究施設のなかで
レニー・ハーリン監督が手がけた海を舞台にした作品で、主演のトーマス・ジェーンさんやサフロン・バロウズさんの他に、サミュエル・L・ジャクソンさんなども出演されています。太平洋上に建設されたサメの研究をするための施設アクアティカで、とあるトラブルと激しい嵐が運悪く重なったことで起きた大爆発により施設が浸水、また、研究によってDNAを操作され巨大化し高知能になったサメ達が脱走、そんな状況のなかどうやってアクアティカから脱出するか・・・という思わずワクワクするような内容です。高知能を持ってしまったサメの残酷さも上手く演出されていてスリルがあり、ハラハラする場面も多いです。登場人物もみんな魅力的で、個性がよく出ていて面白いですね。展開も予想外なシーンがいくつもあり、驚きながら楽しめました。
まさかのフラグ破壊
サメの脳から新薬を生み出すために海洋施設・アクアティカではサメの巨大化を行なっていた。しかし、その巨大化の影響でサメが行動な知能を持つことになり、施設はパニックへと陥る。隔離された空間の中でサメの恐怖と戦いながら生還を目指す海洋パニック映画だが、本当にそれだけの話なのでストーリー的には飽きる人もいるかもしれない。ただ、施設が海中に建造されているため、施設の外に出るためにはとにかく海上を目指すしかない、というスリルはある。ジョーズほどサメの恐怖を描いているわけでもなく、CGもわりと荒いものだが、この作品の見所は『最終的に誰が生き残るのか』というところにある。こういうパニック映画は、ストーリーの最初で、誰が生き残るのかおおよその検討がつくが、この作品は見事にその生存フラグをへし折ってくれる。ラストには思わず「……えっ??」と呟いてしまうだろう。サメに捕食される映像はCGだと解っていてもかなりエ...この感想を読む