エクソシスト ビギニングの評価
エクソシスト ビギニングの感想
悪魔は何処にいるか 私の中に居る
メリン神父はナチの兵隊に選択をさせられる、神父だな、これから殺す10人をお前が選べ、拒否した分だけ子供を殺す。そんなことは出来ないと拒否、彼を見つめる幼い子供が頭を撃たれる。彼は殺す人間を指し示す。究極のダブルバインドで彼は、信仰から離れる。そこから話は始まるが、これはキリスト教を知っていると居ないとでは面白さに違いが出る。まして歴史的なデーターが入っていたら、ニヤニヤしながら見られるだろう。キリスト教では異教の神は魔物であり、悪魔でも在った。神父だった彼の心は神から離れ異郷に自分の居場所を探し、遠いアフリカの地の赤十字で働く女医と知り合いになる。異教の神は悪では無いが、悪は感情に支配されて出てくると描かれている。神は悪を支配できないが、感情を支配できたら悪は支配する事が可能だ。ゆえに悪は人間の感情が抑えきれなくなったときに出てくる。私はそう解釈する。