ラスト・オブ・モヒカンの評価
ラスト・オブ・モヒカンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
ラスト・オブ・モヒカンの感想
度肝を抜かれる身体能力。
ラブ・ロマンスというにはあまりにハードな作品。戦闘シーンはほとんど「殺戮シーン」といっていい苛烈さです。敵を無力化する、といった生やさしいものはなく、殺すか殺されるか、武器は手斧、たたき切るか擲つか、みたいな時間がけっこう長い。ダニエル・デイ・ルイスも相当なモンですが、モヒカン族のチンガチェックの身体能力には唖然とさせられます。植民地戦争とは侵略戦争であり、対立軸も侵略者対ネイティブといった単純なものではないことをきちんと取り入れている脚本ですが、英国軍の扱いなどは少々ステロタイプに陥っているようにも見えます。最後までみて、タイトルに二度納得。ただし現実世界でのモヒカン族は滅亡していないらしいっすよ。