パンツァークラインのあらすじ・作品解説
『パンツァークライン』は、『月刊少年ガンガン』2001年3月号から2002年11月号にかけて連載された神田晶による漫画作品で、ガンガンコミックスから全5巻の単行本が刊行されている。なお5巻には、連載していた本作の内容に加えて、外伝にあたる「新名物・天ヶ瀬温泉にようこそ!」と「戦慄!!旧校舎の怪!!」、さらに同じく『月刊少年ガンガン』の1999年8月号に読み切りとして掲載された神田晶のデビュー作『ぼくらのポストマン』も掲載されている。 この物語の世界には、クラインと呼ばれる武具精霊がいる。この精霊を宿した人間は、意志によって精霊を武器に変えることができる。主人公は、正義感はあるが気が弱くヘタレな性格で、今までは平凡な生活を送っていた男子高校生・本上貴典。だが彼は、最強のクライン「魔剣レヴァンテイン」を宿していることが判明したため、クラインを宿した生徒たちが通う雨ヶ瀬学園に転入することになる。この作品は、最強のクラインを宿した本上貴典の命がけの戦いを描く異能力バトル漫画である。
パンツァークラインの評価
パンツァークラインの感想
武具精霊クライン登場
最初の主人公の「本上」が、不良相手に「剣」を振るう姿は残酷に見えたが、剣に操られて戦う姿は情けない。が、彼を連れ去りに来た「美波」が、彼の剣をへし折り、「本上」のクラインにダメージを与える姿は可哀想だった(戦闘が初めての「本上」が気を使って「美波」を血まみれにしたり、彼女のクラインを破壊したのは凄い)。次に現れた「雄鬼高」の刺客には、傷ついた状態で運良く弱点のメガネを叩き潰した姿は笑えたが、まさかの「弥生」が連れ去られた姿は信じられなかった。結局、「美波」に協力し、新たな「雄鬼高」の刺客「戌飼」と戦う姿はなかなか面白いが、まさかの「会長」の登場やその強さには驚愕した。