栄光なき天才たちのあらすじ・作品解説
栄光なき天才たちは、作の一部分を伊藤知義、画を森田信吾が担当した漫画作品である。1986年から週刊ヤングジャンプ誌上（25号から）で連載がはじまり、同誌の1992年の24号で終了した。単行本は全17巻が刊行されている。 この作品は、評価されるべきであるにもかかわらず、何らかの理由により歴史に埋もれたり、評価されていない、あるいは生前（存在していた時代）に評価されていない、評価されていても厳しい環境に置かれていた人物を取り上げている。 登場するのは世界各地の人物で、電話の発明者になりそこねたアメリカの発明家・エリシャ・グレイ、フランスの天才的数学者であり決闘（謀殺説あり）の影響で死亡したエヴァリスト・ガロワ、世界で最初にオリザリン（ビタミン）を発見したにも関わらず、ドイツ語論文において「新しい栄養素である」という一文がなかったことで発見者の栄誉に輝けなかった農科学者・鈴木梅太郎など他の人生が描かれている。
