誰でも何かが足らんぐらいでこの世界に居場所はそうそう無うなりゃせんよ すずさん
白木リン
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漫画レビュー数 3,136件
この世界の片隅にの名言集です。現在7件が登録されています。
白木リン
嫁としての責務に悩まされるすずに対し、楽観的なリンが相談にのった際の一言
白木リン
花見に出て、久しぶりにリンと会うすず。テルが死んだ話をしながら、リンとすずの主人との過去の恋も自分が死ねば無かったことになるという含みを持たせてのリンの台詞。
北條周作
妻のすずが今の幸せな現状をまるで夢のようだと言い覚めて欲しくないと言った事に対し、すずとの結婚を選んだ事を最良の現実だとした上で、過去の恋愛を過ぎた夢だと例えた。
北條すず
広島に原爆が落とされたあと、地元が広島である主人公すずが広島を訪れます。そこで混乱の中会えなくなっていた夫にようやく再開でき、しみじみ思いを夫に打ち明けるシーンです。このときの広島では誰もが人待ち顔で誰かを探しており、すずも誰かに間違えられながら不安そうに夫を探していました。物語のラスト、やっと出会えて、ありがとうと話すシーンは感動します。
水原哲
幼馴染の水原が、突然、すずの嫁ぎ先にまで訪ねてきた。亡き兄の遺志を継いで海軍で日々奮闘する水原は、日常と切り離された軍隊の普通に戸惑う思いをぶつけて、すずの中に普通の安心を見つけて安堵した
北條すず
終戦時、戦時中の混乱に愕然としている知り合いの言葉を聞き、戦時中に親戚の子供を失い、そのことに関して自分の不甲斐なさにあると悔やんでいたすずが、その死を乗り越え、前向きに生きていこうとする。
黒村径子
空襲で娘の晴美を失い、やり場のない怒りを持つ径子が、自分を責めるすずの病院へ行く支度を手伝いながらすずに言葉をかける。
この漫画を読んだきっかけ私の母は広島出身です。太平洋戦争の時は広島にいなかったので被爆はしていないのですが、私が小さい時から祖母の家に遊びに行くたびに原爆資料館や原爆ドームによく行っていました。この漫画のアニメ映画が公開されていることや私の大好きなのんちゃんが声優に初挑戦したことは知っていてアニメオタクの人から良い映画だから絶対に観た方が良いと聞いて観に行こうと思っていました。そんな時に新聞の本の宣伝欄にこの漫画が載っていました。映画のポスターの絵でしたがすずさんがタンポポを持って微笑んでいる絵が何とも可愛くて魅力的だったのですぐに注文をして取り寄せました。読みやすい戦争、原爆、と聞くと生々しく読むのがつらいという印象がありますが、この漫画は全然違います。すずさんが小さい時から物語は始まり、江波に嫁に行って、嫁に行った先での喜び悲しみを淡々と描いています。主婦としての日常がベースにある...この感想を読む