ドラゴン怒りの鉄拳のあらすじ・作品解説
ドラゴン怒りの鉄拳は1972年香港公開、ゴールデン・ハーベスト社配給のアクション映画である。 前1971年公開の「ドラゴン危機一発」で当時の香港の興行記録を塗り替えたブルース・リー主演、ロー・ウェイ監督作品の第二弾。 1976年公開のジャッキー・チェン主演の続編である「レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳」の他にも、リメイク作品である「フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳」などの関連作品が数多く作られた。 この作品は日清、日露戦争後の上海を舞台に、中国武術の大家の死を嘆く愛弟子が、日本人柔道場からの幾度にもわたる嫌がらせを受けながらも師匠の死の真相を突きとめ、復讐の戦いへと身を投じる物語である。 主人公の身を案じる恋人役は「ドラゴン危機一発」にも出演したノラ・ミャオ。主人公に立ちはだかる柔道場の主人役には野球選手から俳優へと転身し、「大魔神」シリーズなどではスーツアクターをつとめた橋本力がキャスティングされた。