チャンプのあらすじ・作品解説
1931年の同名映画のリメイクで、1979年公開のアメリカ映画である。監督は「ロミオとジュリエット」(1968年)「ブラザー・サン シスター・ムーン」のフランコ・ゼフィレッリ。1931年のフランセス・マリオンの脚本を元にウォルター・ニューマンが脚本を担当した。 競馬場の厩務員でボクシングの元世界チャンピオンビリーは、酒と博打に溺れるダメ親父。けれど8歳の息子T・Jは彼を”チャンプ”と呼び尊敬し復帰を待ち望んでいる。が、ある日、博打で大勝し、息子に買った競走馬のデビュー戦で、逃げた元妻アニーと偶然再会。ビリーは迷った末T・Jを彼女に託すが、寂しさから乱闘騒ぎを起こし拘留されてしまう。それでも変わらず彼を慕う息子のため、ビリーはついに復帰を決意するが…。 息子T・Jをリッキー・シュローダーが演じ1979年ゴールデン・グローブ新人男優賞を獲得した。ビリーを「真夜中のカーボーイ」「帰郷」のジョン・ボイト、アニーを「ボニーとクライド/俺たちに明日はない」のフェイ・ダナウェイが演じている。