黄昏のあらすじ・作品解説
『黄昏』は、1981年に製作されたアメリカの映画である。アーネスト・トンプソンの同名の戯曲を原作としており、ニューイングランドの静かな湖畔を舞台に、人生の黄昏を迎えた老夫婦とその娘をめぐるひと夏の触れ合いを描いている。第54回アカデミー賞を3部門で受賞するなど、数々の賞を受賞しており、非常に高い評価を受けている。 大学教授を引退したノーマンと妻のエセルは美しい湖畔の別荘で過ごしていたが、ノーマンは体調が優れず、そのせいか気難しい性格に拍車がかかっていた。ある日、娘のチェルシーが婚約者と連れ子ビリーと一緒に別荘を訪ねてくる。しかし、ノーマンは娘とその婚約者に冷淡な態度をとってしまう。そのせいでチェルシーは憤りを感じるが、ビリーを預け婚約者と旅行に出かけた。ノーマンとビリーは最初こそなかなかなじめなかったが、ともに遊び生活することでビリーはどんどんノーマンに懐いていった。その様子を見てチェルシーもノーマンに心を開き始めるというようなストーリーである。