僕達は知ってしまったの評価
僕達は知ってしまったの感想
初恋同士の気持ちの揺らぎをそのままに
ケンカってしょうもないよねことりと雪斗は、お互いに超絶不器用。雪斗のほうは顔がよくてモテてきたから、今まで女の子なんてそんなものだと思っていたのでしょう。恥ずかしがる女の子が逆にツボにはまり、さらに思い通りにならないことりちゃんが気になってしょうがない様子。しかも、梶という苗字、誕生日、血液型…何から何まで一緒。男の子ってけっこうロマンチストだから、こういうの、うれしくて舞い上がっちゃうよね。運命の恋じゃね?みたいな。一方のことりは、人見知りで人づきあいが上手にできないのに、なんで雪斗は私なんかにちょっかいかけるのかな?って思ってる。うんうん、地味女はそういうネガティブ思考で展開される。そして、お互いに本気だと分かってからは、もうラブラブが…と思いきや普通にケンカしていったん破局。しかも原因がよくわかってない。ただお互いに何となくすれ違いが起きて、ちゃんと話し合うこともせずに、ぎくしゃ...この感想を読む
イケメンだって恋には苦労しているのだ
くだらないことだって恋では一大事梶雪斗。茶髪でややロン毛気味の高校生。フレンドリーで男女問わずに友だちの多い彼は、顔がいいことからモテていた。女の子だって寄ってくるし、そりゃーキャラクターだっていいよね。そんな彼が恋したのは地味―な女の子である梶ことり。今まで関わってきた女の子はみんな積極的で、恥ずかしがったり言葉が出なくなっちゃったりしなかった。自分に興味を示してくれない子だっていなかったのだ。振り回して遊んでやっているつもりだったのに、いつの間にか俺のほうが振り回されている。気づいたら…ツボにはまって出てこれない。モテ男の恋が始まる。男は思っているより夢見がちな生き物。苗字も同じ、誕生日も同じ、血液型だって同じ…そんな共通点にドキドキする。運命なんじゃないか?って。困ったことに、雪斗もことりもかなりの不器用さん。ことりは不器用で臆病なタイプであり、雪斗は不器用だからこそ強引に突進す...この感想を読む