キャット・ピープルのあらすじ・作品解説
1981年のアメリカ映画で、狼男や悪魔憑きといった変身物や特殊メイクに世界中が熱狂する中で公開された、1942年のモノクロ作品「キャット・ピープル」のリメイク作品である。 アイリーナとポールの兄妹が暮らすニューオリンズで女性が黒ヒョウに襲われる事件が起き、黒ヒョウを捕獲した動物園の園長オリバーとアイリーナが出会い恋に落ちる。 けれど、その黒ヒョウがポールだと気づいた彼女は、自分がSEXによって黒ヒョウに変身し、相手を食い殺さなければ人間に戻れない猫族であることを知るが…というストーリー。 監督は「タクシー・ドライバー」「ローリング・サンダー」(ともに脚本)を手がけたポール・シュレイダー、黒ヒョウに変身する主人公アイリーナを怪優クラウス・キンスキーの娘ナスターシャ・キンスキーが演じ、猫的でエロティックな肢体が話題となった。 また、兄ポールを「カリギュラ」「時計仕掛けのオレンジ」のマルコム・マクダウェルが演じ、デヴィット・ボウイの主題歌と合わせて、怪しい空気を醸している作品である。