天使とダイヤモンドのあらすじ・作品解説
天使とダイヤモンドは、那州雪絵の原作した漫画である。白泉社の少女漫画花とゆめで1992年7月号から連載開始され、1993年5月31日までに単行本として全2巻、2002年3月14日までに文庫本として全1巻を刊行している。原作者の作品には、不幸体質の男子高校生の日常や高校生活での出来事を描いた「グリーンウッド」や「魔法使いの娘」など他がある。 舞台は、元女子校で現在共学の私立高校。各学年で4クラスという小さな高校に赴任してきた教師の加野圭吾は、偶然、母方の従兄弟で双子の大沢開と大沢七美に偶然再会し「約束を守ってもらえる」と期待されてしまう。しかし加野は、その約束ををすっかり忘れてしまっていた。 そんな加野はかつて都立高野球部でエースとして期待され「都立の星」と呼ばれていたことがある。従兄弟との約束とは野球部を創設して監督に就任することだった。 加野と部員たちは野球と関わりながら、挫折や失恋、苦い思い出を糧に成長していく。