アルカトラズからの脱出のあらすじ・作品解説
アルカトラズからの脱出は、1979年にD・シーゲル監督とC・イーストウッドにより、実話をもとに描かれたアメリカの作品である。 パラマウントを配給元として製作され、興行成績は$43,000,000を記録した。 脚本は、サンフランスシスコ沖に浮かぶアルカトラズ刑務所を舞台に、イーストウッド演じる囚人モーリスが厳重な監視の目をかい潜り、絶対不可能と言われていた脱獄に挑むストーリーである。 実際に舞台となった刑務所からは1906年の設置から39人が脱獄を試み、そのほとんどが再逮捕もしくは射殺されている。 映画では脱獄集の中行方不明となっている(公式には死亡)五人のうち3人が1962年6月11日に行なった脱獄劇が描かれている。 この事件をきっかけに当刑務所は閉鎖され、2015年時点では観光地として開放されている。 日本ではテレビ朝日で1983年の『日曜洋画劇場』にて日本語吹き替え版が初めて放送された。またパラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパンからはDVDも発売されている。