国立博物館物語のあらすじ・作品解説
国立博物館物語は「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で1996年から1999年で連載されたもので、作者:岡崎次郎による漫画。 東京の上野公園にある「新東京博物館」を舞台にニューロチップAI「スーパーE」を使い仮想体験ができるアミューズメントパークの設立計画が立てられる。ワークメットを装着することで、スーパーEの情報を体験者が探知、また体験者の脳波をスーパーEが受け取ることで体験者が仮想世界に入り込めるという仕組みだったのだが、現実はそううまくいかず、このスーパーEを開発当時に実際に仮想体験ができるのは博物館の地学部員、森高弥生だけであった。そこで主人公、森高弥生は単身でスーパーEの世界に乗り込み、データを採集しコンピュータを完成させるために奮闘する。 この作品はスーパーEの世界の出来事や弥生が体験する様々な自然界での出来事など生物学の知識をふんだんに盛り込んだ学習漫画色の強いSF漫画となっている。