コンシェルジュのあらすじ・作品解説
コンシェルジュは、週刊コミックバンチに2003年から2010年まで掲載された、藤栄道彦原作の日本漫画である。 コミックは全21巻完結である。そのあらすじは、主人公川口涼子は、就職氷河期をなんとか突破し、クインシーホテル・トーキョーに就職することができた。彼女が配属されたのは、コンシェルジェという部署で、今まで聞いたことのない名前の部署であった。その仕事内容は、車の手配、チケットの手配、はては悩み事の相談まで、なんでもお客の注文を聞かなければいけなかった。しかし、チーフコンシェルジェの最上拝は、そういったお客たちの要望や悩み相談をまるで魔法でも使ったかのように解決していく。そんなチーフの姿をみながら主人公も問題を乗り越えて大きく成長していく。ホテルをとりまくスタッフや宿泊客たちのリアルな様子やストーリーが人気を呼び、2010年には、月刊コミックゼノンで、続編として、コンシェルジェ・プラチナムが連載された。
コンシェルジュの評価
コンシェルジュの感想
人の気持ちを読めるコンシェルジュの物語
バンチコミックで連載していた。『コンシェルジュ』の続編といえる作品。『コンシェルジュ』の後編に登場した川口涼子にコンシェルジュになることをすすめた心理士の九音響也を主人公にした物語。経営アドバイザーでもある響也は、仕草や言葉などから相手の心理を読み取りながら、商店街の活性化やホテルとコンシェルジュ業務をこなしていく。最初の話では、寂れていく商店街を盛り返そうと頑張る一条笑美と仮想商店街の計画を持ち出すビジネスマンを中心とした話。そこに渦巻く笑美の思いと商店街の人を騙してお金を稼ごうとするビジネスマンの気持ちがうまく描かれている。他の話も登場人物の気持ちうまく描かれていて面白いです。