TRICKSTERのあらすじ・作品解説
「ＴＲＩＣＫＳＴＥＲ」は、集英社「オースーパージャンプ」に全10回連載されていた漫画作品である。著者は富沢順で、単行本は全2巻が刊行されている。 主人公の花輪凶作は、路上メンタルカウンセラーとして、人の心へと入り込むことでその人の心を救っていくという毎日を過ごしている。しかしそんな花輪の正体はと言えば、全国的に殺人容疑で指名手配されている人物である。だが、それにも関わらず、メンタルカウンセラーとしての「他人の心の中に入って診ることが出来る」という花輪の能力を信頼し、心が疲れ切った人や、心を痛めた人、さらに心に闇を持つ人々が花輪の元に訪れる。 そして、花輪に近づく人物の一人には「自殺者養成委員会」の首謀者もいた。「自殺者養成委員会」は、携帯電話に使われている電波を利用して人々を操り、果ては凶悪な犯罪を行わせるという組織なのだ。その首謀者は亜門美月という名で、とある目的のために花輪の前に現れていた。
