ザ・ワールド・イズ・マインの評価
ザ・ワールド・イズ・マインについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ザ・ワールド・イズ・マインの感想
キモさ、命、神
キモすぎる顔この漫画の絵を見ていると、なんだか自分が恥ずかしくなってくる。自分の頭の中にあった人間の像というものがいかに宝塚じみていたか、いかにジャニーズじみていたか、いかにアイドルじみていたかにうんざりする。人の生き死に、その尊厳を語りたいのであれば、当たり前だが登場人物は普通であるほうがいい。一般人であるほうがいい。美男美女が死ぬから悲しいというのはいかにも、見ている側の視点だ。甘ちゃんの認識だ。死の悲しさは見ている側ではなく、実際に死ぬものにこそある。いかにも社会に影響のなさそうなおっさんが死ぬことが、美男美女が死ぬことよりも痛ましくないわけがない。鏡の中のコイツだって、死ぬのは悪いことなのだ。そんなことくらいみんなわかっている。わかっているのだが、描けない。どうしても、ちょっとイケメンにこだわってしまう。美少女を登場させたくなってしまう。それは甘えなのだろう。あるいは、商業的な...この感想を読む