機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKYの評価
機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKYについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にアニメを観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKYの感想
ドライで大人なガンダム 映画としてはテーマの絞り込み不足感あり
ドライでリアルな戦争を追求した作品?ガンダムを冠しているが、これまでのガンダムの中で最も大人向けで、ある意味ガンダムらしくないドライな作品、と言えるだろう。地球連邦軍、ジオン公国軍、両方のエースとその周辺の人々を、片側に寄らず、平等に丁寧に書き、正しい戦争などない、双方に言い分がある、というスタンスで70分が進む。とはいえガンダム要素を全て排してしまえば、本作は話として成り立つのか? と問うならば、答えは微妙である。戦争の悲哀や狂気は既に語りつくされたジャンルとも言えるからだ。 戦争のリアルをガンダムで描く矛盾戦災により、義手や義足が必要な体となっても戦う兵士たち。補充されるのは年端も行かぬ少年兵ばかり。殺されたから殺すという憎しみの連鎖。恐怖とストレスを和らげるための音楽。戦争を憎みながらも、戦争で人を狩る喜びに魅入られていく狂気。和平と戦闘の境目が無く、果てしなく続く戦闘行為。スト...この感想を読む