いつか天魔の黒ウサギのあらすじ・作品解説
いつか天魔の黒ウサギは、富士見書房から刊行された、鏡貴也のライトノベルを原作とするアニメである。 2011年7月から2011年9月にかけて全12話が放送され、監督は山本天志、アニメーション制作は「ゼクシズ」が手がけた。 この作品は、主人公となる平凡な少年「鉄大兎(くろがねたいと)」と、『最古の魔術師(ヴァンパイア)』と呼ばれる少女「サイトヒメア」が、過去に交わしたとある約束が軸となって展開される。二人の出会いから9年、高校一年生になった大兎は、彼女との思い出を忘れ、平凡な日常に浸かっていた。しかしそんな彼の日常は、自らの死によって終わりを告げる。自分にかけられていた毒(まじゅつ)を知り、失われていたヒメアとの記憶を取り戻し、そして再び彼女と出合った時、大兎は壮絶な戦いに足を踏み入れる決意をする。これは、大兎やヒメアをはじめとする登場人物たちが、自らの運命に抗って生きていこうとする、彼らの非日常を描いた物語である。