ピアノの森のあらすじ/作品解説

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ピアノの森

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映像
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ピアノの森のあらすじ・作品解説

ピアノの森は2007年7月21日に公開されたアニメーション映画である。 原作は一色まことの同名作品で1998年からヤングマガジンアッパーズ9号で連載開始され、休載等を経て2005年81話からモーニングに移籍し、2015年まで不定期連載された。 声は主人公の一之瀬海(カイ)役を上戸彩、海の友人でライバルでもある雨宮修平役を神木隆之介、カイにピアノを教える阿字野 壮介役を宮迫博之、カイの母の一ノ瀬 怜子役を池脇千鶴、他、有名芸能人が声を担当する事でも話題になった作品である。 ピアノ演奏とミュージックアドバイザーはソビエト出身のピアニストであるウラディーミル・アシュケナージが担当した。 森の中に捨てられたピアノをおもちゃ代わりに弾いて育った一之瀬海はピアニストの父を持つ雨宮修平との出会いや、事故で左手の自由を失った元天才ピアニストの阿字野壮介の指導を受けながら才能を伸ばし、コンクールに出場するまでになるというストーリーである。

ピアノの森の評価

総合評価
3.503.50
(1件)
映像
3.503.50
ストーリー
3.503.50
キャラクター
3.503.50
声優
3.003.00
音楽
3.503.50

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ピアノの森の感想

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視覚・聴覚と想像の戦い

先ず初めに漫画から入ったのがよかったと思う。原作は「音」を視覚だけで表現しているのに、弾き手の紡ぎ出す音とそれを受けた聴き手の描き方で鳥肌が立つほど感動してしまうという、稀な漫画だった。日々の生活も苦しく、基礎も経験もなく、音に対して全く整った環境がない、そんな主人公が表現する奇跡的な音に、皆が耳を疑い驚く様子が面白い。だから、漫画で先にその「音」を自分の中で都合良く、今まで聴いたことのないような最大級のものと想像してしまっているせいか、映画の中で演奏するカイの音にそれほど感動出来ずに終わってしまった。雨宮くんや阿字野先生が彼の音と出会い衝撃を受けるシーンなども、鳥肌が立ってしまうほどの演奏なのだろうけれど、リアルな音に乏しい自分が感動出来ておらず悲しい気持ちに。ただ、彼の悲しいほどに純粋なピアノに対する愛情というか、情熱は森のピアノの場面で惜しみなく再現されていた。普通なら恐怖でしか...この感想を読む

3.53.5
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  • 503文字

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