菊亭八百善の人びとのあらすじ・作品解説
テレビドラマ『菊亭八百善の人びと』は、読売新聞で連載された宮尾登美子の同名小説を原作とするテレビドラマである。 このテレビドラマは、2004年3月29日から同年5月17日にかけてNHK総合テレビの「月曜ドラマシリーズ」枠で放送された。 テレビドラマ『菊亭八百善の人びと』は、戦後間もない頃の東京を舞台にしている。主人公は、江戸料理屋「菊亭八百善」を営んでいる杉山家に嫁いだ杉山汀子(夏川結衣)。「菊亭八百善」は、江戸時代から8代も続いてきた歴史のある料理店だが、店舗が空襲で焼けてしまったため営業を停止していた。戦後、杉山家は「菊亭八百善」の営業を再開しようとするが、そんな折、汀子の義父・了二(杉浦直樹)は引退を宣言した。そして、お店は汀子の夫・福二郎(吹越満)に任されることになり、汀子は女将をすることになった。このテレビドラマは、9代目の妻として「菊亭八百善」の再興に尽力する汀子の活躍を描いている。