大岡越前のあらすじ・作品解説
大岡越前の1970年3月16日~1970年9月21日までを第一部と呼び、TBS系列で毎週月曜20時~20時56分に放映された。将軍吉宗の時代、享保の南町奉行大岡忠相を主人公にした勧善懲悪の時代劇である。その後全15部まで続いたヒット作であるが一貫して加藤剛が主人公大岡忠相を演じてきた。 お白洲での大岡裁きも見事であるが時代を考慮した目安箱の設置・小石川養生所設立など享保の改革と言われた施策実現に向けて奔走する姿も見物である。大岡忠相演じる加藤剛の品のある姿にうっとりした女性ファンも数多く、脇を固める榊原伊織役の竹脇無我や父親役の片岡千恵蔵も味のある演技で好評を博した。 貧困など社会的弱者に対して法が追いついていないと嘆く一方、法を遵守する信念を崩さない姿勢に胸を打たれた視聴者は少なくない。基本的に大岡忠相の若い時期を描いた作品になっており、講談「大岡政談」を参考にしたストーリーの流れになっている。
大岡越前の評価
大岡越前の感想
イケメン三銃士時代劇
一言、「イケメン三銃士時代劇」である。主役の加藤剛を始め、榊原伊織役の竹脇無我、将軍吉宗役の山口崇、この三人が本当に美しい。この三人が揃って出演する回は当たりである。女優陣もただ単に美人なだけでなく、品があってセリフ回しも上手い。声に落ち着きがあるのか、耳に心地良い口調がとても良い。内容は誰もが知る勧善懲悪もので、ハラハラしつつも最後は「名奉行大岡裁き」でスカッとさせてくれる。登場人物は多いのに、一人ひとりのキャラが際立っていて、こういう所にも演出力の高さが伺える。年齢で言えば20代後半~30代前半の若者達が演じているわけだが、本当に演技力が高い。まなざし一つにも色気があるし見ていて楽しい。今も昔も美男は存在するだけで、その価値がある。私のお気に入りは将軍吉宗だが、毎回出るわけではないので、もっと頻繁に出てくれたら良かったのにと思う。ちょっとカン高い声で「忠相!!」と呼ぶ姿が子供っぽくて可...この感想を読む