千代の富士物語のあらすじ・作品解説
千代の富士物語は、KTVにて1991/06/02~06/23まで花王ファミリースペシャル枠で全4回放送されたテレビドラマである。 1989年9月28日、大相撲からは初めてとなる国民栄誉賞を受賞した元力士・千代の富士貢の少年時代から入門、大相撲生活初期の時代を描いており、脚本を内舘牧子、主人公・秋元 貢を宮下直紀が演じている。 今作品の第2部として1992/02/02~02/09に放送された全2回「青春編」、第3部として1992/10/04~10/11に放送された全2回「栄光の道編」があり、いずれも宍戸開が千代の富士貢を演じている。 北海道松前郡福島町で生まれた貢は、小さな頃から漁師である父の仕事を手伝い自然と足腰が鍛えられていた。中学生になると陸上競技の地方大会で走り高跳び・三段跳びで優勝を飾るなど運動神経抜群で知られるようになり、将来はオリンピック選手もと期待されるほどであった。 ある日、高い運動神経と強い精神力を持つ若者がいることを聞きつけた九重親方(千代の山)が勧誘するために福島町を訪れる。