書店員ミチルの身の上話の評価
書店員ミチルの身の上話についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にドラマを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
書店員ミチルの身の上話の感想
注意:決してゆるふわ書店員のお話ではありませんよ。
「身の上話」という名の現代の怪談「書店員ミチルの身の上話」というタイトルだけ見て、小さな本屋さんのかわいいミチルちゃんのハートウォーミングなゆるふわ話かと思っていましたが、開けてびっくり玉手箱。これは恐ろしい現代の怪談じゃないかと背中がぞくぞくしました。長崎の普通の書店で働く、普通の女子ミチルは地味だけどちょっとかわいめの若い子。ミチルのまわりで続いていく死や謎の失踪。男たちはみんな、ミチルを想いながら、一人また一人と消えていく。魔性の女は、目を奪われるような絶世の美女ではない、と聞いたことがあります。ミチルのようなどこにでもいそうな子が、本人の意図とは別に、ちょこっとついた小さな嘘が、まわりの人の人生を狂わせていく。こんな恐ろしい怪談があるでしょうか。お化けや幽霊よりも、一番怖いのが人間です。また、ドラマの演技はもちろん、ロケーションや衣装など、とてもリアリティがありました。こんな本...この感想を読む