愛し君へのあらすじ・作品解説
「愛し君へ」は2004年4月~6月にフジテレビ系の「月9」枠で放送されたテレビドラマである。さだまさし著『解夏』を原作とし、同時期に映画も並行製作するというワンソフトマルチユースの手法を月9で初めて用いた作品である。 主人公の研修医・友川四季(菅野美穂)は友人である安曇利也(岡田義徳)の葬儀に出席すると、利也の兄でありカメラマンの俊介(藤木直人)と出会う。初めはナンパ口調の俊介に嫌悪感を抱く四季であったが、どこか陰のある俊介に次第に惹かれるようになり2人はやがて恋人同士となる。しかし俊介は徐々に視力を失ってしまう難病に冒され、四季のことを思うあまりに自ら身を引こうとする。それに対し医者の卵として、そして恋人として俊介を必死に支えるようとする四季。病気への苦悩、そしてそこからパートナーの支えを得て立ち直っていく様子を描いた純愛ラブストーリーである。 主題歌には森山直太朗の「生きとし生ける物へ」が起用され、他にも彼の楽曲が随所で挿入歌として使われた。