YASHAのあらすじ・作品解説
「YASHA-夜叉-」は、テレビ朝日ANB系列の「金曜ナイトドラマ」枠で2000年4月21日から同年6月30日にかけて放映されていたテレビドラマである。 小学館の「別冊少女コミック」「月刊フラワーズ」で1996年から2002年まで連載された、吉田秋生の同名タイトルの漫画を原作に実写ドラマ化したものであり、俳優の伊藤英明が初主演を務めた作品でもある。 遺伝子操作によって誕生した双子の兄弟の愛憎劇を軸に描かれる「サスペンスアクション」と銘打たれ、謎解きや未知の殺人ウィルスによるバイオハザード要素をも取り入れた見応えのある設定が視聴者の興味を惹き、主人公である双子「有末静」「雨宮凛」を主演の伊藤英明が一人二役で演じていたことも話題となっていた。 原作の連載がまだ続いていた中でのドラマ化だった為、本作の結末は原作とは異なるオリジナルの展開で幕を閉じることとなったが、回を追う毎に引き込まれる秀逸なストーリーは終始好評で、放映終了から3ヶ月後の9月に早くもDVD全6巻がリリースされた。