赤ひげのあらすじ/作品解説

赤ひげのあらすじ・作品解説

赤ひげは、NHK総合で1972年10月13日から1973年9月28日にかけて放映されていた全49話のテレビドラマである。 山本周五郎の小説を原作に実写化した時代劇作品となっている。 劇中の時代設定は江戸時代の中頃で、幕府が貧民救済対策のために設置した無料診療施設「小石川養生所」を舞台に、長崎で留学経験を積んだ青年医師「保本登」と小石川養生所の医長「新出去定（赤ひげ）」の2人の主人公の活躍、そして、患者たちとの葛藤などを描いた人間ドラマが展開される。 頑固で口数も少ないが、何よりも患者の救済に最善を尽くそうとする去定役を小林桂樹が演じ、最初は去定の考え方に否定的でありながらも次第に大きな成長を遂げていく保本の役をあおい輝彦が演じており、毎回の丁寧な構成と穏やかで心温まるシナリオによって、多くの視聴者の好評を得ていた。 とりわけ、第19話のエピソードは評価が高く、第28回文化庁芸術祭優秀賞など数々の賞を受賞したほどである。

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