パチスロひとり旅のあらすじ・作品解説
パチスロひとり旅は名波誠によって描かれたパチスロを題材とした漫画である。 別冊パチスロパニック7に掲載されているという事もあり、パチスロファンを中心に連載当初から人気も高く、俳優の坂上忍が主演で映画化もされている。 ストーリーは一部脚色はあるものの、作者である名波誠の実体験に基づいており、パチスロを通した彼の半生が描かれている。 物語は名波が会社をリストラされるところから始まる。 多額の借金を抱えた状態でリストラされた彼が車で全国を放浪しながら、パチスロで生計をたて、借金返済を目指していく。借金を抱えた人間がパチスロで借金を返済していくまでの人間ドラマとしても楽しむ事が出来る。 もちろん、実際にお店に並んでいる実機の解説や彼なりの立ち回り法等を分りやすく解説しているので、実際にパチスロを打っているという方にも読み応えのある作品となっている。また、借金完済後は全国を旅打ちする路線に変更しており、タッチが若干変わっている。
パチスロひとり旅の評価
パチスロひとり旅の感想
600万をパチスロで返済した男
映画にまでなったパチスロ漫画の金字塔、パチスロひとり旅です。600万もの借金を名波さんが返済していく様子が描かれています。バンバンダッシュや大花火など懐かしい機種ばかりのこの巻では、初期だけあって本当に切羽詰っている様子の名波さんの姿を見ることが出来ます。正直あそこまで本が売れてしまっては印税でいくら儲けたか分かりませんが、当時のパチスロは確かに立ち回りさえしっかりしていれば勝てたのであながち全てがフィクションというわけでもないでしょう。しかし半分をフィクションだと考えても、もう半分はノンフィクションなわけで実在の人物の生き様だと考えると何だか感慨深いものがあります。