正吉のプロフィール
本名 | 正吉 |
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よみがな | しょうきち |
ニックネーム | 本名:影森の正吉。 |
性別 | 雄。 |
国籍 | 日本。 |
住まい | 多摩丘陵。 |
所属 | 狸たちの実質的なリーダー的存在。慎重派。 |
性格 | 冷静な性格。 |
特徴 | 思考が人間臭い。 |
特技 | 伝統的変化術である化学(ばけがく)。 |
物語上での目的 | 開発阻止の抵抗運動が始まって三年目、狸たちはいよいよ困窮していた。早期決戦を主張する強硬派の権太と慎重派の正吉たちが対立しているところに、四国の三長老の指導のもと、「妖怪大作戦」が発動される。しかし、住民にはイリュージョンにしか映らず、あげくにレジャーランドの宣伝に利用されてしまう。大作戦が失敗に終わると、狸たちは意気消沈し結束が乱れていく。四年目、正吉の提案で、残った化け狸たちは力を結集し、かつての美しい多摩丘陵の幻を人間たちに見せつける。その後、正吉はストレスに耐えながら会社員として暮らした。 |
平成狸合戦ぽんぽこの他の登場キャラクター
平成狸合戦ぽんぽこの感想
緑葉を食い尽くす芋虫が人間なんだとお叱りを受ける映画サルカニ合戦
高畑勲監督の魅力宮崎駿監督とは違い、物語の本筋を初めから示してくれています。言うなれば高畑勲監督は一人称での進め方で、宮崎駿監督は三人称の描き方だと私は思います。今回の主役は狸であって、自然破壊を進め自分たちの世界を広げようとする人間と敵対する映画です。しかし、人間界のリサーチをしつつ、ハンバーガーを美味い美味いと頬張ったり、人間を滅すると意気込んでいたものの、人間がいなくなった世界の不便さにも憂いを馳せたり、狸らしからぬ人間のような気持ちが描かれていて、作中数人の死者が出ている映画なのに、どこか安心して観れる映画になっています。環境保護や自然との共存は宮崎駿監督もナウシカやもののけ姫で描いています。しかし、宮崎駿監督が作品を手がけると、観る側も若干の覚悟のようなものを持たなければいけないようなきもちになります。作品の流れとしては、悲惨な出来事が人間側で起こって、それは何故か原因を追求...この感想を読む