可愛いヤクザドラマである「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の見所をご紹介
目次
主人公を演じる長瀬に注目
ヤクザの若頭である主人公であるマッキーこと「榊真喜男」を中心に描かれたドラマです。この主人公を演じるのがTOKIOの「長瀬智也」であり、長瀬ファンにとってはたまらないドラマです。
長瀬はこのドラマでヤクザの若頭として男っぽい一面を見せています。もう一方では高校生というかわいらしい長瀬も見せており、長瀬好きにはたまらないあらゆる顔の長瀬を見ることができます。胸キュンシーンが満載です。
これからはインテリやくざの時代
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」で描かれているやくざというイメージが柄が悪く、学歴がなく、喧嘩や抗争ばかりという内容ですが、実際のやくざとはそういうものではありません。これからの時代はヤクザもインテリさが必要になります。
やくざのイメージに関しては時代遅れであり、ヤクザ映画の見すぎという印象を受けます。実際にはやくざであっても地位も名誉も学歴を必要となり、ばりばりのビジネスマン以上に素晴らしい経歴を持つケースもあります。もはや力で塞ぎこみいけいけドンドンで抗争なんてしたら一瞬で警察に逮捕されて終わりです。
恋愛学園ドラマでもある
マッキーは本当は28歳ですが、年齢を偽って裏口入学で高校に通っています。ヤクザのボスであるマッキーは今まで散々クラブに通いホステスの相手もしてきているため、女性に困ったことはありません。そんなマッキーがクラスメイトの女子にときめいてしまいます。
これがマッキーの初恋となるわけですが、真面目なマッキーは両想いでもあるにも関わらず女子生徒を振ってしまいます。自分の正体を偽ったままで付き合うことができなかったのです。
リアルに現実を見ると28歳の男性が17歳の女子生徒に本気で恋をするなんて、ロリコン丸出しでキモイとも感じますが、長瀬だから許されるドラマです。素直に昔すぎて忘れていたときめきを思い出してしまい甘酸っぱい青春時代をめいっぱい感じられます。恋愛がメインのドラマじゃないだけにこのときめきは得した気分になれます。
学園ドラマに不可欠な友情ストーリー
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の見所の1つとして、マッキーがヤクザということを隠していることです。高校生活の中で自分がヤクザであるということがばれてしまうと、卒業できなくなってしまいます。それを阻止するために正体を隠しているのですが、最後の最後でばれてしまいます。
ここまで培ってきたクラスメイトの友情も「ヤクザは怖い」「騙されていた」という思いでマッキーのことを突き放してしまいます。しかし、マッキーがヤクザであろうが何歳であろうがマッキーはマッキーだからとクラスメイトはマッキーを受け入れ、最終的には友情ストーリーが成立します。
実際に友情というものは口で交わすものではなく、心で交わすものです。何か起きたときこそ本当の友情か偽りのものかがはっきりします。日常生活で楽しく過ごしている間はどんな人でも付き合いをすることができたとしても、トラブルが起きた途端に周囲の目は遠のいてしまうということはあります。学生のときにできた友達はその後の進路が別々になっても切っても切れない仲であることが多く、感動させられます。
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」韓国版が元になっている
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」は韓国映画が元になってできています。ぶっちゃけ日本のドラマや映画をリメイクされることがあっても、韓国映画を日本バージョンでリメイクすることはとても珍しいというところがポイントです。しかし、日本人にとっては韓国版「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」」よりも長瀬が主人公を演じる日本のドラマバージョンの方がウケが圧倒的に良いです。正直、長瀬バージョンの「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」を見てから韓国映画を見るとがっかりします。明らかに日本ヴァージョンの方がキャステイングもあっており、おもしろい作品に出来上がっています。
実は韓国版の「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」ではリターンズということで2が放映されています。韓国版でのマッキーは大学に進学してまさかの教育実習生として高校に舞い戻るというストーリーになっております。正直、2というよりしなりおが変わりすぎてもはや興味がそそられません。
ネタばれすみません
マッキーが香港での大きな取引に失敗して、ヤクザの3代目の組長になりたいのであれば現組長(父親)より高校を卒表することを条件に出されます。そしてマッキーが高校に通うのですが、卒業までにいくつも問題が勃発します。学力不足による卒業の危機や正体がばれそうになり退学の危機などがありますが、ドラマだからこそあと少しのところで切り抜けて卒業できるという展開を期待してしまいます。
しかし、実際は卒業できずにストーリーは終わります。少し裏切られた感覚を感じますが、予想とストーリーが違うからこそ最後まで見入ってしまいます。最後の最後のシーンでは組長にもなる手前でカットインされ、父親と交わした絶対に高校を卒業するという約束を守るべくまた新たな高校に通うというところで終わります。
この展開であれば、シーズン2が出てもおかしくありません。次の高校で新たなストーリーを作成しそうでしたが、結局シーズン2は未だに出ておりません。学園ドラマはとても人気で多くの学園ドラマがヒットしてきましたが、ヤクザが絡む「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」はあまり世間体にも評判がよくなかったということが感じられます。
注目すべきは長瀬だけない
2006年に放送された「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」のサブ主人公として活躍している桜小路順役を演じる手越祐也に注目です。現代は体も雰囲気も大人になりすっかり男性という印象が強いですが、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」が放送された頃の手越君はブラックな部分が全く見られずとても可愛い少年です。手越君が成長すればするほど、幼き頃の手越君と比べながら見ることで人間の成長記録を見ているようで2倍楽しめます。
イッテQで活躍する手越君とは思えないほど印象が違う当時の手越君の役柄と雰囲気は思わず笑ってしまうほどです。
28歳と18歳
この時代の高校生は携帯電話の普及により対人関係が薄くなっている傾向があります。10歳も離れているとジェネレーションギャップを感じ、考え方や物事の捉え方が大きく異なっていてもおかしくはありません。友情についての考え方も変わりつつあり、自分にとってメリット、デメリットを考えることもあります。学力が下がったとしても悪賢くなりすぐに両親がでてくる時代で先生の対応も生徒はお客様という感覚に近くなってきています。これらは全くよい傾向とはいえませんが、ITが進化すると何かが失われてしまうことは仕方ないということも事実です。
学園ドラマをより現実の高校生活の状況を取り入れることで、過去、現代の高校生活の状況を両親や社会人に伝えることができるので、今後も学園ドラマは作り続けてほしいと感じます。「3年B組金八先生」の時代とは全然違います。
まとめ
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」はコメディ、ロマンス、ヤクザシリーズ、友情ドラマの全てをちょい噛みしています。落ち込んでいるときに見ると少し笑うことができます。全体的に難しい内容ではないため、子どもから大人まで楽しめる面ではある意味よいファミリードラマであるといえます。
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